過去問を考えてみよう(522) [過去問解析]
522. 点眼指導で適切なのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 油性と水性の薬剤を両方使うときは、油性の薬剤を先に点眼する。
2. 容器の先端が睫毛に接したら点眼する。
3. 点眼後は、乾燥するまでまばたきをしない。
4. 点眼後は、ふき綿で涙嚢部を軽く圧迫する。
正解 (4)
[解説] 油性を先に点眼すれば水性ははじかれるので1は×。 睫毛につけないようにして点眼すべきで2も×。 乾燥するまで瞬きをしないのは酷なことで3も×。 正解は4。
[補足] 睫毛に容器の先がつくと目薬が汚染される可能性が出てきます。 点眼液の1滴は30~50μlで、眼の結膜嚢の保持用量は約30μlとされています。ですから、点眼は1滴で十分ということになるのです。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 眼の結膜嚢の点眼液の最大保持容量はいくらか。
イ. 約10μl
ロ. 約30μl
ハ. 約50μl
ニ. 約100μl
正解 (ロ)
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