過去問を考えてみよう（700）

<長文問題>　次の文を読み700～702の問いに答えよ。　Ａさん（99歳、女性）は、特別養護老人ホームに入所している。脳卒中（stroke）の後遺症である左片麻痺がある。肺炎（pneumonia）をきっかけに寝たきりになり、食事摂取量が低下した。　Ａさんは「私はここで最期を迎えたい。痛い思いはしたくない。死ぬときは苦しまないようにしてもらいたい」と何度も話すようになった。　娘夫婦と孫とが頻繁に面会に来ている。　医師が家族に回復の見込みが低いことを伝え、家族は特別養護老人ホームでの看取りに同意した。

700．Ａさんは「１人で死ぬのは寂しい」と看護師に話した。　看護師の対応で最も適切なのはどれか。　　（2012年午後出題）

１．　「死ぬときは苦しくないようですよ」

２．　「Ａさんは十分頑張ってきましたね」

３．　「できるだけＡさんのそばにいますよ」

４．　「そんなことを言うとご家族が心配しますよ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解　（３）

[解説]　１は不確かなことを言っており×。　２はＡさんの言葉に応えるものではなく×。　４はＡさんの言動を否定することになるので×。　で、　正解は３。

［参考］　成人看護学（15）（終末期の看護）　⇒　http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-06-28

次の設問に挑戦してください。

［設問］　脳出血の好発部位の組合せはどれか。

イ．　大脳皮質・淡蒼球・中脳・小脳

ロ．　被殻・視床・小脳・橋

ハ．　大脳皮質・視床・延髄・小脳

ニ．　被殻・視床・中脳・海馬

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解　（ロ）

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