過去問を考えてみよう(2259) [過去問解析]
2259. 小児期における消化器の特徴で正しいのはどれか。
1.新生児期は胃内容物が食道に逆流しやすい。
2.乳児期のリパーゼの活性は成人と同程度である。
3.ラクターゼの活性は成人と同程度である。
4.アミラーゼの活性は12~13歳で成人と同程度になる。
5.出生直後の腸内細菌叢は母親の腸内細菌叢の構成と同一である。
正解(1)
[解説]乳児期のリパーゼ活性は成人に比べて低いので2は×。ラクターゼの活性は乳児期では成人より高く、3も×。アミラーゼ活性は5~7歳で成人値に達するので、4も×。出生直後は腸内は無菌状態なので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小児の腸内細菌叢が成人の同様となるのは、何歳ころか。
イ.1歳
ロ.3歳
ハ.5歳
ニ.7歳 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「出血凝固期→炎症期→増殖期→成熟期」でした。