過去問を考えてみよう(2338) [過去問解析]
2338.現在の日本の終末期医療において、患者の将来の自己決定能力の低下に備えて、患者・家族と医療者が今後の治療・療養についての気がかりや価値観を定期的に話し合って共有し、患者の意向に沿った医療を提供することが望ましいとされている。
この内容を示すのはどれか。
1.グリーフケア
2.代理意思決定の支援
3.アドバンス・ケア・プランニング
4.アドバンスディレクティブ〈事前指示〉の支援
正解(3)
[解説]グリーフケアとは、親しい人が亡くなったとき、それを受け入れるプロセスを支援することで、代理意思決定の支援とは、患者以外の代理となる人が延命治療の要否の意思決定するのを支援することで、アドバンスディレクティブの支援とは、患者が判断能力がなくなったときに受ける医療行為の認否を、事前にしておくことを支援するもので、1,2,4はいずれも×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]「自分自身では判断ができにくくなるなる前に、患者が治療に関しての自らの希望を述べておく書類」に当たるのはどれか。
イ.リビング・ウィル
ロ.インフォームド・コンセント
ハ.アドバンス・ケア・プランニング
ニ.アドバンス・ディレクティブ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「10項目」でした。