過去問を考えてみよう(2575) [過去問解析]
2575. Aさん(63歳、男性)は3年前から肺気腫で定期受診を続けていた。最近、歩行時の息切れが強くなってきたことを自覚し、心配になったため受診した。受診時、呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。Aさんについて正しいのはどれか。
1.1回換気量が増加している。
2.呼気よりも吸気を促すと効果的である。
3.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。
4.病状が進行すると動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉上昇する。
正解(4)
[解説]1回換気量は減少していると思われ、1は×。COPDなので、促すのは呼気であり、2mど×。SpO2は低下すると思われ、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]肺気腫の最も大きな原因とされているのはどれか。
イ.喫煙
ロ.大気汚染
ハ.遺伝的要因
二.薬物 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「緩和ケア」でした。