過去問を考えてみよう(2834) [過去問解析]
2834. Aさん(63歳、男性)は妻と2人暮らしで、肺癌の終末期で在宅医療を受けて医療用麻薬を使用中である。看護師が訪問したとき、Aさんは椅子に座って咳をしながら苦痛に耐えている様子であった。妻は「レスキュー薬が効くまで苦しそうなので、何か私にできることはありますが」と訪問看護師に尋ねた。
このときの訪問看護師の妻への対応で適切なのはどれか。
1.救急車を要請するよう提案する。
2.Aさんを仰臥位にする介護方法を指導する。
3.Aさんの背中をさすりながら傍にいるよう勧める。
4.一度に2倍量のレスキュー薬の服用を試すよう説明する。
正解(3)
[解説]在宅で終末期医療を受けている患者で、救急車要請は不適切で、1は×。仰臥位ではAさんの苦痛を軽減することはできず、2も×。医師の指示なくレスキュー薬の増量は不適切で、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]タッチングなど患部をさする、圧迫することで太い神経線維であるAβ線維を刺激して痛みを緩和させる効果がみられるのは、次のどれに基ずくか。
イ.ゲートコントロール理論
ロ.ゲートキーピング
ハ.ガイア理論
二.サイバネティックス 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「都道府県知事」でした。