過去問を考えてみよう(2855) [過去問解析]
2855.Aちゃん(小学4年生、女児)は父親(40歳、会社員)、母親(40歳、会社員)、弟(小学2年生)と4人で暮らしている。交通事故で頸髄損傷となり、訪問看護を利用して在宅療養を開始した。Aちゃんはこれまで通っていた小学校に継続して通学することを希望している。
Aちゃんの家族への看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.特別支援学校に転校するよう勧める。
2.弟の退行現象に注意するよう説明する。
3.Aちゃんが利用できる社会資源を紹介する。
4.Aちゃんのケアは主に母親が行うよう助言する。
5.事故については家族の間で話題にしないよう指導する。
正解(2,3)
[解説]まずはAちゃんの希望に沿って検討すべきであり、1は×。ケアは家族みんなで支え合うべきであり、4も×。あまり事故について話すのを避けると、前向きに進みにくくなると思われ、5も×。正解は2と3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]過去に傷ついた体験などを、自我の働きよって無意識に抑え込んでいることを見つけ、この働きを防衛機制と、最初に呼んだのは誰か。
イ.フロイトS
ロ.ニーチェF
ハ.クラインM
ニ.ヤスパースK 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「二次予防」でした。