過去問を考えてみよう(3116) [過去問解析]
次の文を読み3116~3118の問いに答えよ。
Aさん(24歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司のBさんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。
3116. 内服を始めて1週後、Aさんは看護師に「鍵を閉めたかどうかの確認が増え、睡眠時間が減ってつらい」と訴えている。
看護師の声かけで適切なのはどれか。
1.「主治医に薬の変更を相談しましょう」
2.「睡眠状況を具体的に教えてください」
3.「Bさんに別の部署に異動したいと伝えてみましょう」
4.「鍵を閉めたかどうか気になるときは別のことを考えましょう」
正解(2)
[解説]愁訴が、「…睡眠時間が減って…」なので、まずは睡眠状況がどんなものか、聞く必要があるかと思われますので、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]選択的セロトニン再取り込み阻害薬はどれか。
イ.セルトラリン塩酸塩〇
ロ.ミアンセリン塩酸塩
ハ.アミトリプチリン塩酸塩
ニ.スルピリド 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「1919年」でした。