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過去問を考えてみよう(3109) [過去問解析]
3109. 3か月後、自宅でのA君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施されている。外来受診時に母親から看護師に「Aが通っている療育センターにも相談しましたが、Aは自閉スペクトラム症であるだけでなく、注射もしているので就学のことを考えると心配です。通常の学級に通わせたいと考えているのですが、通常の学級への就学について教えてください」と相談があった。
看護師の説明で適切なのはどれか。
1.「お母さんが学校で待機する必要があります」
2.「就学する学級は受入れ先の校長が決定します」
3.「通常の学級に籍を置くと通級指導は受けられません」
4.「A君の特性に合わせた配慮を学校に求めることができます」
正解(4)
[解説]成長ホルモンの注射は就眠前に行うので、1は×。就学する学級の受入れ先を決定するのは教育委員会なので、2も×。通級指導は受けられるので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成長ホルモンの作用はどれか。
イ.骨の伸張
ロ.筋肉の成長
ハ.血糖値上昇
ニ.炭水化物、蛋白質、脂質の代謝を促進
ホ.イ~ニのすべて〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「発達障害者支援法」でした。
過去問を考えてみよう(3108) [過去問解析]
3108. 成長ホルモン分泌刺激試験の結果、母親が自宅で毎晩A君に成長ホルモン製剤を注射することになった。外来で母親は注射の手技を習得し、A君も注射に慣れた。
自宅での注射に向けて、母親に確認する事項で優先度が高いのはどれか。
1.保育所でのA君の様子
2.A君と家族の日課
3.家族の経済状況
4.祖父母の居住地
正解(2)
[解説]保育所でのA君の様子、家族の経済状況、祖父母の居住地などは優先度が高いとは思われず、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本で、自閉スペクトラム症などの発達障害が支援の対象であることが明文化されたのは、どの法律においてか。
イ.発達障害者支援法〇
ロ.学校教育法
ハ.精神保健福祉法
ニ.医療観察法 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(3107) [過去問解析]
次の文を読み3107~3109の問いに答えよ。
A君(5歳、男児)は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「Aは病院が苦手で、予防接種はAの手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。
診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「Aが血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。
3107. 母親への声かけで適切なのはどれか。
1.「検査があることは当日に説明しましょう」
2.「予防接種ができるのであれば心配ありません」
3.「家でA君に説明できる絵カードをお渡しします」
4.「看護師3人でA君をしっかりと抑えて採血します」
正解(3)
[解説]注射は繰り返しの説明で行えたということなので、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]自閉スペクトラム症の子どもの特徴なのはどれか。
イ.視線が合いにくい。
ロ.名前を呼んでも振り向かない。
ハ.人見知りしない。
ニ.一人遊びが多い。
ホ.イ~ニのすべて〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「特発性ネフローゼ症候群」でした。
過去問を考えてみよう(3106) [過去問解析]
3106. 入院して1週が経過した。症状は軽快傾向にあるが床上安静は続いている。仲が良かった同じ病室の児が退院して、Aちゃんはイライラしている。Aちゃんの母親は、毎日昼食後から夕食まで面会をしている。
Aちゃんのストレスに対する看護師の発言で適切なのはどれか。
1.「すぐに退院できるから頑張ろう」
2.「好きなだけテレビや動画を観ていいよ」
3.「ベッドに寝たままプレイルームに行こう」
4.「夕食後もお母さんに付き添ってもらおう」
正解(3)
[解説]1は安請け合いで、根拠のある励ましにはならず、×。2は安静にならず、×。4は母親に負担をかけることになり、×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小児のネフローゼ症候群で最も多いのはどれか。
イ.特発性ネフローゼ症候群〇
ロ.続発性ネフローゼ症候群
ハ.先天性ネフローゼ証拠群
ニ.いずれでもない。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(3105) [過去問解析]
3105. 入院3日。両眼県の浮腫と肉眼的血尿は続いていた。看護師がAちゃんのベッドサイドを訪れると、Aちゃんは「頭が痛い。気持ち悪い」と訴えた。Aちゃんは体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数92/分、血圧148/88mmHgであった。
この状況からAちゃんに起こりうる症状はどれか。
1.目のかゆみ
2.意識障害
3.耳漏
4.鼻閉
正解(2)
[解説]高血圧脳症の可能性があるので、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]高血圧脳症の症状はどれか。
イ.頭痛
ロ.嘔吐
ハ.意識障害
ニ.けいれん
ホ.イ~ニのすべて〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「多尿」でした。
過去問を考えてみよう(3104) [過去問解析]
次の文を読み3104~3106の問いに答えよ。
Aちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎と診断されて入院した。入院時、Aちゃんは体温36.6℃、呼吸数20/分、心拍数84/分、血圧130/80mmHgで、床上安静の指示が出された。
3104. Aちゃんの入院時の看護計画で適切なのはどれか。
1.水分摂取を促す。
2.1日3回の血圧測定を行う。
3.食事の持ち込みを許可する。
4.腰部に消炎鎮痛薬を貼用する。
正解(2)
[解説]両眼瞼の浮腫があり、水分はむしろ制限が必要で、1は×。水分や電解質の制限も必要なので、食事の持ち込みは不適切で、3も×。消炎鎮痛薬の腰部への貼用は不適切で、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性糸球体腎炎の症状と思われないのはどれか。
イ.浮腫
ロ.血尿
ハ.高血圧
ニ.多尿〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「3~4cm」でした。
過去問を考えてみよう(3103) [過去問解析]
3103.5日後、Aさんは解熱し、少しずつ食欲が出てきた。下腹部痛は消失し、尿失禁の回数も少なくなった。
症状の再燃を防止するためのAさんへの対応で適切なのはどれか。
1.2時間ごとに排尿誘導する。
2.用手圧迫排尿の方法を指導する。
3.排尿の度に陰部を洗浄するように促す。
4.尿取りパッドの交換回数を増やすように指導する。
正解(4)
[解説]尿意はあるので、排尿誘導は必要と思われず、1は×。Aさんは残尿が問題となっているわけではないので、2も×。排尿後の陰部洗浄は必要なく、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成人女性の尿道の長さはどれくらいか。
イ.1~2cm
ロ.3~4cm〇
ハ.5~6cm
ニ.7~8cm 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「大腸菌」でした。
過去問を考えてみよう(3102) [過去問解析]
3102. 4、5日前からAさんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落ちてきて、1日の水分量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師がAさんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。Aさんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。身体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5℃であった。看護師がAさんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。
Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1.日中に飲水を勧める。
2.下腹部をマッサージする。
3.抗菌薬は自分で管理してもらう。
4.昼間は離床して過ごすように促す。
正解(1)
[解説]膀胱炎を起こしているので、飲水は有効であり、正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]膀胱炎の起炎菌として最も多いのはどれか。
イ.大腸菌〇
ロ.緑膿菌
ハ.黄色ブドウ球菌
ニ.結核菌 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「腹圧性尿失禁」でした。
過去問を考えてみよう(3101) [過去問解析]
次の文を読み3101~3103の問いに答えよ。
Aさん(71歳、女性)は夫と10年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。Aさんは、3か月前に脳梗塞を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。
Aさんは老人性白内障があるがADLに支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2,3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。
3101. Aさんの尿失禁の種類で考えられるのはどれか。
1.溢流性尿失禁
2.機能性脳執権
3.切迫性尿失禁
4.腹圧性尿失禁
正解(3)
[解説]突然我慢できない尿意を感じてトイレに間に合わない尿失禁は切迫性尿失禁ですから、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]骨盤底筋群の脆弱化で尿道括約筋が弛緩し、くしゃみなどで失禁するのはどれか。
イ.溢流性尿失禁
ロ.機能性尿失禁
ハ.切迫性尿失禁
ニ.腹圧性尿失禁〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「延髄」でした。
過去問を考えてみよう(3100) [過去問解析]
3100. AさんはR-CHOP療法終了後も嘔気・嘔吐が続き、制吐薬の追加投与を受けた。治療後3日、「やっと楽になって食事が摂れるようになったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでも気持ち悪くなります」と話している。
Aさんの次回のR-CHOP療法において、嘔気・嘔吐への対応で適切なのはどれか。
1.1日1,000mLの水分摂取
2.治療前日の夕食の中止
3.治療前の制吐薬の投与
4.抗癌薬の減量
正解(3)
[解説]嘔気・嘔吐を抑えるには制吐薬の投与がひつようなので、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]嘔吐中枢はどこにあるか。
イ.大脳皮質
ロ.小脳
ハ.視床
ニ.延髄〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「高尿酸血症」でした。
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