人体の構造と機能 第41回(呼吸器系の構造と機能) [人体の構造と機能]
E)肺の分葉
・肺は、右肺が3つ(上葉、中葉、下葉)に左肺が2つ(上葉、下葉)に分かれています。
F)肺門(はいもん)
・肺に気管支、肺動脈、肺静脈が出入りする箇所を肺門と言います。
G)胸膜腔(きょうまくくう)
・肺は、肺胸膜(臓側胸膜)と壁側(へきそく)胸膜の二重の漿膜に覆われていて、この間の空間が胸膜腔です。胸膜腔は大気圧より陰圧に保たれています。
H)肺胞(はいほう)
・肺は2~7億個の肺胞でできています。
・肺胞は、内腔側から、表面活性物質(サーファクタント)、内張被膜液(ないちょうひまくえき)、第I型細胞(扁平上皮細胞)でできています。
補)表面活性物質は、肺胞の萎縮を防いでいます。内張被膜液は、肺胞の表面積を減少させて、肺胞周囲の弾性線維とともに肺胞を小さくさせています。
[設問] 肺胞の萎縮を防いでいるのは、次のうちのどれか? 一つ選べ。
イ 表面活性物質(サーファクタント) ロ 内張被膜腋 ハ 第I型細胞 ニ 弾性線維
正解 (イ)
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