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人体の構造と機能 第67回(生殖器系の構造と機能) [人体の構造と機能]

(3)月経

・月経周期は、一般的には28日周期を示すが、若年時には長く、年齢を重ねるにつれて周期は28日に近づきます。

・エストロゲンは、子宮粘膜の増殖と子宮筋の増大と血管の増生、膣粘膜上皮の増殖を起こして、月経期から増殖期となります。また、エストロゲンは下垂体に働いて黄体形成ホルモンを分泌させます。黄体形成ホルモンは、黄体にプロゲステロンと少量のエストロゲンを分泌させます。

・プロゲステロンはエストロゲンとともに受精卵の着床に備えて子宮粘膜を増殖させ、分泌期に移行させます。妊娠が成立すれば、プロゲステロンは卵胞の成熟と排卵を抑制し、子宮粘膜の肥厚、血管の新生を促して、乳腺を発育させます。

・プロゲステロンは、視床下部に作用して、基礎体温を上昇させます。受精が行われないと、プロゲステロンの分泌は終わり、子宮粘膜は剥離して月経出血がおこります。

[設問] 妊娠成立後に排卵を抑制し、子宮粘膜の肥厚と血管の新生を促して乳腺を発育させるホルモンは次のどれか? 一つ選べ。

イ 黄体形成ホルモン   ロ 卵胞刺激ホルモン   ハ エストロゲン   ニ プロゲステロン

                                             正解 (

月経周期.png
これで生殖器系は終了です。次回からは、内分泌系に入ります。

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