過去問を考えてみよう (69) [過去問解析]
69 性感染症(STD)について正しいのはどれか。 (2013年出題)
1. 経口避妊薬の内服が予防に有効である。
2. 患者のパートナーは治療の対象ではない。
3. 10代では性器ヘルペスの罹患が最も多い。
4. 性器クラミジア感染症の罹患は不妊症の危険因子である。
正解 (4)
[解説] 経口避妊薬は避妊のための薬剤ですから解答1は×、性感染症では患者のパートナーも治療の対象となるのので2も×、10代の性器感染症として最も多いのはクラミジア感染症なので3も×。 消去法でも、正解は4ですね。
[補足1] 性器感染症(HIVを除く)の中で、この10年ほど前に比べると、クラミジア感染症と淋菌感染症の報告数は減少しています。 男性で多いのがクラミジア感染症、次いで淋菌感染症、女性ではクラミジア感染症が第1位、次いで性器ヘルペスとなっています。 また、性器ヘルペスは年代が上がるにつれて割合が高くなっています。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 65歳以上の高齢者の性感染症で最も多いのはどれか。
イ クラミジア感染症
ロ ヘルペス感染症
ハ 淋菌感染症
ニ 尖形コンジローマ
正解 (ロ)
2014-03-16 08:59
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