過去問を考えてみよう (70) [過去問解析]
70 正常新生児に対して出生後2時間以内に実施するのはどれか。 (2013年出題)
1. 聴力検査
2. 抗菌薬の点眼
3. 心拍モニタリング
4. 先天性代謝異常検査
正解 (2)
[解説] 正常の新生児に対しても、産道での感染による新生児結膜炎の予防のために抗菌薬が点眼されます。 生後2時間以内であれは、これが正解、つまり正解は2ですね。 ちなみに、新生児聴力検査は生後1~2日ころ、先天性代謝異常検査は生後4~7日ころとされています。 心拍モニタリングは正常新生児であれば必要ないのでは。
[補足1] 先天性代謝異常検査は、新生児マススクリーニングとも呼ばれ、6種類の疾患が対象となります。 ガラクトース血症、フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ホモシスチン尿症、先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成がその6疾患です。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 新生児マススクリーニングの対象疾患を選べ。
イ フェニルケトン尿症
ロ ゴーシェ病
ハ クラッべ病
ニ 副腎白質ジストロフィー
正解 (イ)
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