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過去問を考えてみよう(226) [過去問解析]

226 次の文を読み[問題226]、[問題227]、[問題228]の問いに答えよ。 Aさん(85歳、男性)は、妻と2人で暮していたが、自宅が意識を消失して緊急入院した。 検査の結果、右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は回復したが左片麻痺があり、発症後3日からベッド上での関節可動域訓練(ROM訓練)が開始された。 (2013年午後出題)

[問題226] 発症後8日。 Aさんは「ご飯が食べたい」と話した。 左口角から流涎があるが、唾液は飲み込めている。日中、うとうとしていることもある。 Aさんへの嚥下機能の間接訓練で適切なのはどれか。

 1. 義歯を外して行う。

 2. ROM訓練の後に行う。

 3. 疲労状態を確認しながら行う。

 4. 覚醒が悪い日は訓練を中止する。

                      正解 (3)

[解説] 食事を食べる状態での嚥下訓練ですから、入れ歯はしたままで、よって1は×。ROM訓練の直後は疲れがあるので、2も×。 意識障害は改善しているし、間接訓練であれば誤嚥の危険はほとんどないので、覚醒度が訓練を中止する指標にはならないと思われるので4も×。 よって 正解は3ですね。 

[補足1] 嚥下機能の間接訓練とは、食べ物を使わずにする嚥下訓練のことです。 嚥下に関わる筋肉の動きや感覚を鍛えるものです。 また、直接訓練とは、食べ物を使ってする嚥下訓練のことです。この場合、誤嚥の危険がありますので、VF検査などで評価の上行うべきでしょう。

次の設問に挑戦してください。

[設問] 施行前にビデオ嚥下造影(VF)を行うべきなのはどれか。

イ. 口腔ケア

ロ. 嚥下機能の間接訓練

ハ. 嚥下機能の直接訓練

ニ. 経鼻経管栄養

                       正解 (


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