過去問を考えてみよう(353) [過去問解析]
353. Aさんには、不眠や急におびえたように震え出す様子がみられた。 鎮静薬を増量したが、骨折による痛みは軽減していない。 睡眠薬も開始したが、不眠も改善していない。 受け持ち看護師はどのように対応したらよいか分からず、リエゾン精神看護を専門とする看護師に相談した。 リエゾン精神看護を専門とする看護師の介入として適切なのはどれか。 (2014年午前出題)
1. Aさんと夫が話し合う場を設定する。
2. 精神科病棟への転倒を看護師長に指示する。
3. リラクセーション法による介入を受け持ち看護師と計画する。
4. 睡眠薬の増量を主治医と相談するよう受け持ち看護師に伝える。
正解 (3)
[解説] 1は、症状を悪化させる可能性大で×。 2は精神科病棟で対応すべき症状ではないし、守備範囲も超えるので×。 睡眠薬での改善は見込めそうにないので4も×。 正解は3。
[参考問題] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-07-01
[参考1] 精神看護(6)(精神の健康) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-11-14[参考2] 精神看護(79(精神の健康) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-11-15
次の設問に挑戦してください。
[設問] リエゾン精神医学の対象とならないのは、どれか。
イ. 糖尿病で治療中の患者に、うつ病がみられるとき
ロ. 高血圧症患者にパーソナリティ障害がみられるとき
ハ. 自殺企図があるとき
ニ. 脳卒中患者にけいれんがみられるとき
正解 (ニ)
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