過去問を考えてみよう(443) [過去問解析]
443. IV型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか。 2つ選べ。 (2014年午後出題)
1. IgE抗体が関与する。
2. 肥満細胞が関与する。
3. Tリンパ球が関与する。
4. ヒスタミンが放出される。
5. ツベルクリン反応でみられる。
正解 (3、5)
[解説] IgEはI型で1は×。 肥満細胞もI型で×。 ヒスタミンも肥満細胞から放出されるものでI型で4も×。 正解は3と5。
[補足] 遅延型アレルギーは、抗原と特異的に反応する感作T細胞によって起きるものです。 感作T細胞は抗原と反応するとマクロファージ活性化因子などの生理活性物質を放出して、組織傷害を引き起こします。
[参考] 疾病の成り立ちと回復の促進 第18回(病態のいろいろ) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-04-17
[関連問題] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-06-26
次の設問に挑戦してください。
[設問] IV型アレルギーによるものを二つ選べ。
イ. ツベルクリン反応
ロ. 花粉症
ハ. 接触皮膚炎
ニ. 円形脱毛症
ホ. 関節リウマチ
正解 (イ、ハ)
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