過去問を考えてみよう(442) [過去問解析]
442. 糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy)のある患者へのフィットケアの説明で適切なのはどれか。 (2014年午後出題)
1. 「靴は大きめのサイズがよいです」
2. 「靴下を履くようにしてください」
3. 「1週間に1回は足の観察をしてください」
4. 「足の傷は痛くなったら受診してください」
5. 「外出後は足をアルコールで消毒しましょう」
正解 (2)
[解説] 大きめのサイズは靴ずれができやすいので1は×。足は毎日入浴で清潔にするのがよいので、観察は毎日となり3も×。足の傷は痛くなったらは事後の対処になり4も×。外出後にアルコール消毒はやりすぎで5も×。 正解は2。
[補足] 糖尿病性神経障害があると、血流障害もおこり、皮膚の抵抗力が落ち、潰瘍や壊疽ができることがあります。「足は毎日洗い、乾燥させて清潔にする」「毎日足の変化を観察」「靴下を履く」「靴は足のサイズに合ったものを選ぶ」「保湿クリームなどで皮膚のケアを行う」「深爪にならないようにする」「足に異変が生じたらすぐに受診」などがフットケアとして必要なことです。
[関連問題] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-03-28
次の設問に挑戦してください。
[設問] 平成19年国民健康・栄養調査で糖尿病合併症の中で最も多いのはどれか。
イ. 神経障害
ロ. 腎症
ハ. 網膜症
ニ. 足の壊疽
正解 (イ)
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