過去問を考えてみよう(533) [過去問解析]
533. Behcet〈ベーチェット〉病(Behcet’s disease)に特徴的なのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 真珠腫(cholesteatoma)
2. 粘液水腫(myxedema)
3. 紫紅色紅斑
4. 外陰部潰瘍(vulvar ulcer)
正解 (4)
[解説] 真珠腫は、耳鼻科領域の疾患で上皮組織の増殖によるものでベーチェット病とは関係なく1は×。 粘液水腫は甲状腺機能低下症の所見で2も×。 紫紅色紅斑(ヘリオトープ)は皮膚筋炎でみられる所見で3も×。 正解は4。
[補足] ベーチェット病とは、口腔粘膜にできるアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状(結節性紅斑、血栓性静脈炎など)、眼症状(ブドウ膜炎など)を主症状とする慢性再発性の炎症性疾患です。
次の設問に挑戦してください。
[設問] ベーチェット病の主症状ではなく、副症状とされているのはどれか。
イ. 口腔粘膜のアフタ性潰瘍
ロ. 結節性紅斑
ハ. ぶどう膜炎
ニ. 関節炎
正解 (ニ)
コメント 0