過去問を考えてみよう(1404) [過去問解析]
1404.入院後8日、理学療法室での訓練が始まった。Aさんはこわばった表情で訓練を受けていた。Aさんは、以前は通所リハビリテーションを利用していたが、人が多い場で落ち着かなくなることがあり、入院前には小規模多機能型居宅介護事業所を利用していたことが家族からの情報で分かった。翌日、理学療法士が「理学療法室に行きましょう」と病室に迎えに来たところ、Aさんは「行きたくない」と嫌がった。
このときのAさんに対する看護で最も適切なのはどれか。
1.看護師が理学療法室まで付き添う。
2.病棟でのリハビリテーションを提案する。
3.Aさんに再転倒を予防する必要性を説明する。
4.小規模多機能型居宅介護事業所の利用を勧める。
正解(2)
[解説]理学療法室でのリハビリは落ち着かない可能性が高く、Aさんは理学療法室へ行きたくないのであってリハビリをしたくないのではなく、小規模多機能型居宅介護事業所の利用は退院してからのことで、今話すことではなく、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]比較的若年で発症し、初期から性格変化のみられる認知症はどれか。
イ.アルツハイマー型認知症
ロ.レビー小体型認知症
ハ.前頭側頭型認知症
二.血管性認知症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「せん妄」でした。
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