過去問を考えてみよう(1425) [過去問解析]
次の文を読み1425、1426の問いに答えよ。
Aさん(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。問診で狭心症の既往歴があることが分かった。入院時の検査で急性心筋梗塞と診断された。
1425.このときの検査所見として適切なのはどれか。
1.心電図のST上昇
2.左肺呼吸音の減弱
3.クレアチニンキナーゼ〈CK〉の下降
4.胸部エックス線写真での心陰影の縮小
正解(1)
[解説]急性期心筋梗塞の所見としては、心電図の異常所見(ST上昇、異常Qなど)、血清トロポニンT・CKなどの上昇が大事な所見です。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性期心筋梗塞の患者の血液検査でみられることが多いのはどれか。
イ.血清トロポニンTの上昇
ロ.血清CKーMBの上昇
ハ.血清GOTの上昇
二.イ~ハのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「100mL」でした。
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