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人体の構造と機能 第4回(細胞の構造と機能) [人体の構造と機能]

細胞内小器官: 細胞質内にあるミトコンドリア、ゴルジ体、リボソーム、小胞体、ライソソーム、ぺルオキシソームなどをそう呼びます。

 ミトコンドリア: 生命活動を行うためにはエネルギーが必要です。 このエネルギーを得るために酸素を使い効率的に産生しているのが、ミトコンドリアです。 エネルギーはATP(アデノシン三リン酸)として生産されています。 そのエネルギー産生の代謝系には、クエン酸回路、電子伝達系があります。 ミトコンドリアはまさに生体のエネルギー工場と言えます。

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 リボソーム: 電子顕微鏡でしか見えない小さな顆粒です。 ダルマのような形をしていて、基本的な蛋白の合成を行います。

 ゴルジ体: 平たい袋が積み重なったような構造をしています。 リボソームでつくられた蛋白を修飾して、複雑な蛋白(リポ蛋白、糖蛋白など)をつくりあげる役割を受け持っています。

 小胞体: これには、2種類あります。 管状の構造物の滑面小胞体はステロイド、リン脂質、脂肪酸などの合成を行っています。 管状の構造物の表面にリボソームがくっついているのが粗面小胞体で、細胞の外へ分泌される蛋白や膜内に埋め込まれる蛋白の合成を行っています。

 ライソソーム: この小器官の中にはたくさんの加水分解酵素が含まれていて、取り込んだ生体高分子を加水分解する役割を持っています。

 ぺルオキシソーム: 脂肪酸には炭素の鎖が付いていますが、この炭素の鎖が極端に長いもの(極長鎖脂肪酸)の分解や特殊なリン脂質の合成などが行われています。 名前からわかるように、過酸化水素が発生する小器官です。

[設問] 蛋白を修飾して、複雑な蛋白をつくりあげる役割を担っているのはどれか? 一つ選べ。

イ ミトコンドリア    ロ ペルオキシソーム    ハ ライソソーム    ニ ゴルジ体    ホ リボソーム

                                           正解 (


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