人体の構造と機能 第17回(消化器系の構造と機能) [人体の構造と機能]
(2)咽頭
《構造》
・咽頭は、後鼻孔から喉頭口までの約12cmの管になっています。そして、上から上咽頭、中咽頭、下咽頭に区別されます。
《機能と生理》
・咽頭は、嚥下の第1相(口腔咽頭相)第2相(咽頭食道相)に関わることになり、口腔から嚥下されてくる流動食物の食道への通り道になります。
・上咽頭は、鼻腔につながって空気の通路となり、中咽頭は空気と食物の通路となり、下咽頭は空気と食物の通路で食道と喉頭につながっています。
(3)食道
《構造》
A)食道の長さと生理的狭窄部
・食道の長さは、成人では約25cmで、上部から頸部、胸部、腹部食道に分けられます。
・食道には、食道入口部、気管分岐部、横隔膜を貫く部位の3つの生理的狭窄部があります。
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