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人体の構造と機能 第21回(消化器系の構造と機能) [人体の構造と機能]

E)小腸粘膜

・小腸の粘膜には、輪状ヒダ、絨毛(じゅうもう)、微絨毛があります。

輪状ひだ.png

《機能と生理》

A)小腸の役割

・小腸は、食物の通路というだけでなく、消化と吸収の主要な役割を果たしています。小腸を食物が通過するのに要する時間は、3~10時間程度です。

B)小腸の消化管ホルモン

・十二指腸粘膜のS細胞は、胃から入ってきた酸度の高いペプチドなどの蛋白質分解産物に反応して、消化管ホルモンであるセクレチン、コレシストキニン(パンクレオザイミン)などを分泌し、膵液(膵臓からの消化酵素液)の分泌を高め、pHを上昇させます。

C) 腸液

・ 腸液はpH8.2の弱アルカリ性で、一日あたり1.5~3L分泌されます。

・ 腸液には、マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ、腸リパーゼ、エレプシン(ペプチダーゼ)などが含まれています。

D) 小腸での消化・吸収

・ 小腸で蛋白質はアミノ酸に、炭水化物が単(たん)糖類(とうるい)に分解され、絨毛にある毛細血管に入ります。 さらに上腸間膜静脈から門脈(もんみゃく)を経て、肝臓へと運ばれます。 脂肪酸は、炭素数が10~12個以下のものは同じく毛細血管から、同じように肝臓へと運ばれますが、それ以上の炭素数のものは粘膜の毛細リンパ管に入り、胸管(きょうかん)を経て鎖骨下静脈に入ります。

[設問] 十二指腸粘膜のS細胞が分泌するものはどれか? 二つ選べ。

イ リパーゼ    ロ セクレチン    ハ コレシストキニン    ニ キモトリプシン    ホ ペプシン

                                       正解 (

C)腸液

・腸液はpH8.2の弱アルカリ性で、1日あたり1.5~3L分泌されています。

・腸液には、マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ、腸リパーゼ、エレプシン(ぺプチダーゼ)などが含まれています。

D)小腸での消化・吸収

・小腸で蛋白質はアミノ酸に、炭水化物は単糖類に分解され、絨毛の毛細血管に入ります。毛細血管に入ったアミノ酸と単糖類は上腸管膜静脈から門脈を経て肝臓へ運ばれます。脂肪酸は、炭素数が10~12個以下のものは同じく毛細血管から同じように肝臓に運ばれますが、それ以上の炭素数のものは粘膜の毛細リンパ管に入り、胸管(きょうかん)を経て鎖骨下静脈に入ります。

[設問] 小腸粘膜の絨毛から直接吸収されて毛細血管に入り、門脈で肝臓に運ばれるのはどれか? 二つ選べ。

イ アミノ酸    ロ 単糖類    ハ 中性脂肪    ニ 蛋白質    ホ でんぷん 

                                          正解 (


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