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人体の構造と機能 第64回(生殖器系の構造と機能) [人体の構造と機能]

(2)女性生殖器

《構造》

A)卵巣・卵管

・卵巣は左右1対で骨盤腔にあります。

・卵巣は、子宮の両側に広がる子宮広間膜の後面にある実質臓器で、重さが約7g、長さが2.5~5cm、厚さが0.5~1cmあります。

・卵巣は、皮質と髄質に分かれていて、皮質には様々な成熟段階の卵胞および黄体、白体があります。髄質は血管、リンパ管、神経に富んでいます。

・卵管は、子宮底から外側に向かう長さが8~15cmの管で、卵巣間膜(らんそうかんまく)の中にあります。卵管の卵巣側は卵管漏斗(らんかんろうと)となって腹腔に開き、その先端は卵管采(らんかんさい)となり、一部は卵巣の表面に達しています。

・卵管内壁は、線毛上皮で覆われています。

B)子宮

・子宮は、長さが7~8.5cm、重さが40~60gで、膀胱と直腸の間に位置しています。そして、正常では、前方に屈曲して膀胱の上で前方に傾いています。

・子宮底は卵管につながり、子宮体部、子宮頸部となり、子宮膣部は膣内に突出しています。

・子宮は、前方から膀胱子宮靭帯、側面からは基靭帯、後方から仙骨子宮靭帯によって支持されています。

・子宮粘膜は、月経で剥離する機能層と剥離しない基底層からなっています。

・子宮頸部の内腔は、管状になっていて、子宮頸管と呼ばれ、内膜は円柱上皮でできています。

・子宮頸部と直腸の間にはダグラス窩があります。

[設問] 子宮を支える靭帯は膀胱子宮靭帯、仙骨子宮靭帯のほかに何があるか? 下記より一つ選べ。

イ 鼠径靭帯  ロ 基靭帯   ハ 仙結節靭帯    ニ 仙棘靭帯

                                                     正解(

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