過去問を考えてみよう(470) [過去問解析]
470. 入院後1週間が経過し、Aさんの食事摂取量は増えたが、他の患者への過度な干渉や、自宅への頻繁な電話は続いている。 Aさんは「以前は仕事をしすぎて疲れただけで病気ではない。 今すぐ退院して仕事に戻りたい」と話しているが、主治医は退院を許可していない。 看護師の対応で適切なのはどれか。 (2014年午後出題)
1. Aさんの上司に配置転換を相談する。
2. Aさんに入院前の言動の問題点を指摘する。
3. Aさんの両親に入院の継続を説得してもらう。
4. Aさんと現時点で可能なことや困難なことを確認する。
正解 (4)
[解説] 配置転換では問題は解決しないので1は×。 入院前の問題点を指摘するよりも現状を自ら認識することが優先するので2も×。 両親に入院の継続の説得を頼むのは不可解で3も×。 正解は4。
[補足] 双極性障害においては、患者と家族が病識を持ち、長期的に治療が必要な病気であることを認識してもらうことが必要とされています。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 双極性障害が発症することが多い年齢は次のどれか。
イ. 15~25歳
ロ. 30~40歳
ハ. 45~55歳
ニ. 60歳以降
正解 (イ)
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