過去問を考えてみよう(592) [過去問解析]
〈長文問題〉 次の文を読み、592~594の問いに答えよ。 Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠30週である。 今朝から性器出血が少量認められたため外来を受診した。 受診時、子宮収縮は1時間に4,5回認められ、Aさんは時々、軽い痛みを訴えた。 今までの妊娠経過では、異常は認められていない。 身長160cm、体重60kg(非妊時54kg)である。
592. 診察の結果、切迫早産(threatened premature delivery)と診断された。 その他の異常は指摘されていない。 注意すべき検査項目はどれか。 (2012年午前出題)
1. CRP
2. 尿蛋白
3. AST〈GOT〉
4. ヘモグロビン
5. プロトロンビン時間
正解 (1)
[解説] 切迫早産は掃残になりかかっている状態です。 原因としては、膣内の細菌感染が多いと言われています。 その検出にはCRPでは。 正解は1。
[補足] 妊娠32前に切迫早産が起きた場合、抗菌剤の服用で、感染を抑えるのが一般的な治療となります。
[参考] 母性看護学(20)(ハイリスクな状況にある人々の看護) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-10-31
次の設問に挑戦してください。
[設問] 切迫早産の原因として多いのはどれか。
イ. 絨網膜羊膜炎などの感染症
ロ. 胎児の奇形
ハ. 高齢出産
ニ. 妊婦の高血圧
正解 (イ)
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