過去問を考えてみよう(591) [過去問解析]
591. てんかん発作がみられなくなり、Aちゃんは退院することになった。 退院後の内服について、母親は「指導を受けて忘れない工夫はしているのですが、2歳の妹の世話が大変で、つい忘れてしまうのではないかと不安です」と言う。 看護師の対応で適切なのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 服薬を忘れたときは、次の服薬時に倍量を飲ませるよう指導する。
2. 母親の育児・家事の負担を減らす方法について話し合う。
3. 服薬管理はAちゃん自身に任せるよう指導する。
4. 入院期間の延長を提案する。
正解 (2)
[解説] 倍量飲ませるのは危険で1は×。 服薬管理は、5歳には無理で3も×。 入院期間の延長は無意味で4も×。 正解は2。
[補足] てんかんは種類によって好発年齢があり、欠神発作は5~8歳くらいですが(小児欠神てんかん、ピクノレプシー)、思春期に起こる若年欠神てんかんもあり、これは寝起き直後に起きやすいと言われています。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 抗てんかん薬であるエトスクシミドが使われることがあるのはどれか。
イ. ミオクロニー発作
ロ. 強直・間代発作
ハ. 欠神発作
ニ. 部分発作
正解 (ハ)
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