過去問を考えてみよう(2058) [過去問解析]
2058. 看護過程における情報の分析はどれか。
1.脱水状態である。
2.尿比重は1.030である。
3.痛みは1~10の尺度で8である。
4.左腓骨骨折によるシーネ固定をしている。
正解(1)
[解説]2,3,4は情報の収集、つまり看護アセスメントで、いずれも×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]看護過程の5段階評価が考案されたのは、どの大学か。
イ.ハーバート大学
ロ.オックスフォード大学
ハ.コロンビア大学
ニ.旧パリ大学 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「ヘルシンキ宣言」でした。
過去問を考えてみよう(2057) [過去問解析]
2057. 判断能力のある成人患者へのインフォームド・コンセントにおける看護師の対応で適切なのはどれか。
1.患者の疑問には専門用語を用いて回答する。
2.今後の治療に関しては医療者に任せるように話す。
3.治療方針への同意は撤回できないことを説明する。
4.納得できるまで医師から説明が受けられることを伝える。
正解(4)
[解説]患者の疑問にはわかりやすい言葉で答えるべきで、1は×。一方的に医療者に任せる必要はないので、2も×。同意は撤回することも可能なので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]世界医師会によって、1962年に作成され、1964年にフィンランドで開催された世界医師会総会において一部改正され採択された、人体実験に関する一連の倫理的原則はどれか。
イ.ヘルシンキ宣言
ロ.ジュネーブ宣言
ハ.リスボン宣言
ニ.ニュルンベルグ綱領 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「平成14年」でした。
過去問を考えてみよう(2056) [過去問解析]
2056. 健康増進法に基づき実施されるのはどれか。
1.受療行動調査
2.特定保健指導
3.アレルギー疾患対策
4.受動喫煙の防止対策
正解(4)
[解説]健康増進法の第25条で、多数の者が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう求めており、努力規定を制定しています。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]健康増進法が公布されたのは、いつか。
イ.昭和56年
ロ.平成3年
ハ.平成10年
ニ.平成14年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「生後4週未満」でした。
過去問を考えてみよう(2055) [過去問解析]
2055. 母子保健統計の算出方法で出生数を分母としているのはどれか。
1.妊娠満22週以後の死産率
2.周産期死亡率
3.乳児死亡率
4.死産率
正解(3)
[解説]妊娠満22歳以後の死産率の分母は「年間出生数+年間の妊娠満22週以後の死産数」で、1は×。周産期死亡率の分母も同じで、2も×。死産率の分母は「年間出産数(年間出生数+年間死産数)」で、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]新生児死亡とは、生後何週未満の死亡のことか。
イ.生後1週未満
ロ.生後2週未満
ハ.生後3週未満
ニ.生後4週未満 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「平成18年」でした。
過去問を考えてみよう(2054) [過去問解析]
2054. 高齢者の虐待防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律<高齢者虐待防止法>で、措置された高齢者が入所する社会福祉施設はどれか。
1.有料老人ホーム
2.特別養護老人ホーム
3.高齢者社会福祉センター
4.サービス付き高齢者向け住宅
正解(2)
[解説]高齢者虐待防止法第9条に「……高齢者を一時的に保護するために迅速に老人福祉法第20条に規定する老人短期入所施設等に入所させる等……」とされています。この場合、特別養護老人ホームが当てはまり、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 高齢者虐待防止法(高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律)が施行されたのはいつか。
イ.昭和60年
ロ.平成18年
ハ.平成25年
ニ.令和元年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「1961年(昭和36年)」でした。
過去問を考えてみよう(2053) [過去問解析]
2053. 国民健康保険で正しいのはどれか。
1.被用者保険である。
2.保険者は国である。
3.高額療養費制度がある。
4.保険料は加入者の年齢で算出する。
正解(3)
[解説]国民健康保険は、主に市町村が運営する法定強制保険の医療保険であって、被用者保険ではなく、1は×。国民健康保険の保険者は市町村あるいは国民健康保険組合なので、2も×。保険料は、都道府県の定めた標準保険料率をもとに、市町村ごとに保険料額を決めているが、年齢は考慮されていないので、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本において、すべての国民が公的医療保険に加入する、国民皆保険体制が整ったのはいつか。
イ.1922年(大正11年)
ロ.1935年(昭和10年)
ハ.1948年(昭和23年)
ニ.1961年(昭和36年) 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(2052) [過去問解析]
2052. 成人の急性腎盂腎炎で正しいのはどれか。
1.男性に多い。
2.両腎性が多い。
3.初尿を用いて細菌培養を行う。
4.原因菌はGram<グラム>陰性桿菌が多い。
正解(4)
[解説]急性腎盂腎炎は女性に多く、1は×。片方の腎に起きるので、2も×。尿検査には中間尿が使われるので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性腎盂腎炎の症状はどれか。
イ.発熱
ロ.頻尿
ハ.嘔吐
ニ.背中の痛み
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「30~50歳代」でした。
過去問を考えてみよう(2051) [過去問解析]
2051. Meniere<メニエール>病で正しいのはどれか。
1.伝音性難聴を伴う。
2.めまいは回転性である。
3.発作期に外科治療を行う。
4.蝸牛の機能は保たれている。
正解(2)
[解説]メニエール病では感音性難聴であり、発作時に外科治療が行われることはなく、蝸牛の機能も低下しており、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]メニエール病の発症が多いのはどの世代か。
イ.10~20歳代
ロ.30~50歳代
ハ.60~80歳代
ニ.特に好発年齢はない。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「急性リンパ性白血病」でした。
過去問を考えてみよう(2050) [過去問解析]
2050. 急性骨髄性白血病の検査所見で正しいのはどれか。
1.赤血球数が増加する。
2.血小板数が増加する。
3.白血球分画に白血病裂孔を認める。
4.ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が3%未満である。
正解(3)
[解説]急性骨髄性白血病では、赤血球数は減少、血小板数も減少するので、1,2は×。ミエロペルオキシダーゼ染色陽性は3%以上となるのが急性骨髄性白血病なので、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本において、小児に最も多いのはどれか。
イ.急性骨髄性白血病
ロ.急性リンパ性白血病
ハ.慢性骨髄性白血病
ニ.慢性リンパ性白血病 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「大腸菌」でした。
過去問を考えてみよう(2049) [過去問解析]
2049. 成人の急性扁桃炎の原因となる菌はどれか。
1.百日咳菌<Bordetella pertussis>
2.黄色ブドウ球菌<Staphylococcus aureus>
3.インフルエンザ菌<Haemophilus influenzae>
4.ヘリコバクター・ピロリ<Helicobacter pylori>
正解(2)
[解説]細菌性の急性扁桃炎の起炎菌としては、連鎖球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌などがあります。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]急性膀胱炎の原因菌として最も多いのはどれか。
イ.大腸菌
ロ.黄色ブドウ球菌
ハ.プロテウス菌
ニ.肺炎桿菌 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「メラトニン」でした。