過去問を考えてみよう(642) [過去問解析]
642.胸水貯留時の胸腔ドレナージ法で正しいのはどれか。 (2012年午後出題)
1. ドレナージ中は輸液を行わない。
2. 胸腔ドレーンは水封にして管理する。
3. 呼吸困難が消失するまでドレナージをする。
4. 歩行時には胸腔ドレーンのクランプは行わない
正解 (2)
[解説] 胸腔ドレナージ中にも輸液は行うこともあり1は×。 ドレナージの終了は自覚症状だけで判定するものではなく3も×。 歩行中はクランプを行うので4も×。 で、正解は2。
[補足] 水封により、水封部に持続的に気泡が発生すると肺から空気の漏れがあることを確認できます。 咳き込みでも気泡は発生しますが、それは一時的なので、観察により判定できます。
[関連問題] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2015-01-11
次の設問に挑戦してください。
[設問] 呼気時の胸腔内圧は次のどれか。
イ. 6~7cmH2O
ロ. 2~4cmH2O
ハ. -2~-4cmH2O
ニ. -6~-7cmH2O
正解 (ハ)
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