過去問を考えてみよう(786) [過去問解析]
786. Aさん(59歳、男性)は、妻と2人で暮している。 Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson's disease)で、Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類ステージIIIであり、嚥下に困難がある。 要介護2の認定を受けている。食事の見守りを行う妻への看護師による指導で適切なのはどれか。 (2015年午前出題)
1. 「食事はきざみ食にしましょう」
2. 「食事は決まった時間にしましょう」
3. 「食事中はテレビをつけておきましょう」
4. 「食べ物を飲み込んだことを確認しましょう」
正解 (4)
[解説] きざみ食は食塊としてまとまりにくいので1は×。 食事時間は、杓子定規に固定する必要はなく
2も×。 食事に集中できないので3は×。 正解は4。
[補足] パーキンソン病で嚥下が困難になると、舌根部に食事が溜まっていることもあり、誤嚥を防ぐためにも、嚥下の確認が必要となります。
[参考] 成人看護学(74)(運動機能障害を持つ患者の看護) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-08-17-1
次の設問に挑戦してください。
[設問] パーキンソン病の四徴に入らないのはどれか。
イ. 筋萎縮
ロ. 無動
ハ. 筋固縮
ニ. 安静時振戦
正解 (イ)
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