過去問を考えてみよう(1358) [過去問解析]
1358. 高齢者施設に入所中のAさん(78歳、女性)は、長期間寝たきり状態で、便秘傾向のため下剤を内服している。下腹部痛と便意を訴えるが3日以上排便がなく、浣腸を行うと短く硬い便塊の後に、多量の軟便が排泄されることが数回続いている。既往歴に、消化管の疾患や痔はない。
Aさんの今後の排便に対する看護として最も適切なのはどれか。
1.直腸の便塊の有無を確認する。
2.止痢薬の処方を医師に依頼する。
3.1日の水分摂取量を800mL程度とする。
4.食物繊維の少ない食事へと変更を提案する。
正解(1)
[解説]下痢ではないので止痢薬の処方は不要で2は×。水分摂取800mL/日は少なすぎで3も×。食物繊維は増やすべきで4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]刺激性下剤に含まれないのはどれか。
イ.酸化マグネシウム
ロ.プルゼニド
ハ.アローゼン
二.ラキソベロン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「38%」でした。
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