過去問を考えてみよう(1456) [過去問解析]
1456.急性大動脈解離について正しいのはどれか。
1.大動脈壁の外膜が解離する。
2.診断には造影剤を用いないCT検査を行う。
3.Stanford〈スタンフォード〉分類B型では緊急手術を要する。
4.若年者ではMarfan〈マルファン〉症候群の患者にみられることが多い。
正解(4)
[解説]大動脈解離では内膜に亀裂ができ、そこから中膜を裂くように血液が流れ込むもので、外膜の解離ではなく、1は×。診断は造影剤を使うCTが基本であり、2も×。緊急手術の適応となる可能性が高いのは、StanfordAであり、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本人に多い脳動脈の解離は、どの動脈に多いか。
イ.前大脳動脈
ロ.中大脳動脈
ハ.後大脳動脈
二.椎骨動脈 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「気胸」でした。
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