過去問を考えてみよう(2571) [過去問解析]
2571.52歳の女性が上腹部痛と吐血を主訴に受診し輸血を行うこととなった。輸血時の対応で正しいのはどれか。
1.赤血球製剤を30~37℃で融解する。
2.血液型検査とクロスマッチ検査用の採血を同時に行う。
3.クロスマッチ検査の結果を医師と看護師で確認する。
4.輸血開始から15分後にアレルギー反応の初回観察を行う。
正解(3)
[解説]赤血球製剤は、通常、加温する必要はなく、1は×。厚生労働省の「輸血療法実施に関する指針」に血液型検査とクロスマッチは異なるタイミングで採取することとされており、2も×。輸血後の観察は、医師と看護師の複数で、輸血開始後5分間はその場で、15分後および終了時に行うべきで、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本人でのRh陰性の頻度はどれか。
イ.0.5%
ロ.1%
ハ.2%
二.3% 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「40~50μL」でした。