過去問を考えてみよう(1852) [過去問解析]
1852. 医療法における病院の医療安全管理体制で正しいのはどれか。
1.医療安全管理のために必要な研修を2年に1回行わなければならない。
2.医療安全管理のための指針を整備しなければならない。
3.特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。
4.医薬品安全管理責任者の配置は義務ではない。
正解(2)
[解説]研修は年2回程度とされていますので、1は×。医療安全管理者は専従なので、3も×。医薬品安全管理責任者の配置は義務付けられているので、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]病院、診療所、助産所の開設、管理、整備の方法などを定める法律はどれか。
イ.医療法
ロ.薬機法
ハ.地域保健法
ニ.医師法 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「プリオン」でした。
過去問を考えてみよう(1851) [過去問解析]
1851. 診療情報の取り扱いで適切なのはどれか。
1.診療情報の開示請求は患者本人に限られる。
2.医療者は患者が情報提供を受けることを拒んでも説明する。
3.2類感染症の届出は患者本人の同意を得なければならない。
4.他院へのセカンドオピニオンを希望する患者に診療情報を提供する。
正解(4)
[解説]診療情報の開示を求めうるのは、原則、患者本人ですが、法定代理人なども請求できるので、1は×。患者が「知らないでいたい希望」を表明した場合は、これを尊重しなければならないので、2も×。2類感染症の届出には患者本人の同意は必要でなく、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]2類感染症でないのは、どれか。
イ.ポリオ
ロ.プリオン
ハ.結核
ニ.ジフテリア
ホ.鳥インフルエンザ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「110万人」でした。
過去問を考えてみよう(1850) [過去問解析]
1850. 病院では、育児中の時短勤務、夜勤専従、非常勤など多様な労働時間や雇用形態の看護師が働いている。
看護管理者が行うマネジメントで最も優先するのはどれか。
1.夜勤専従の看護師の休暇を増やす。
2.育児中の看護師の院内研修を免除する。
3.非常勤看護師は患者の受け持ちを免除する。
4.特定の看護師に仕事が集中しないよう調整する。
正解(4)
[解説]管理者は俯瞰的に全看護スタッフの動きをみる必要がありますので、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]政府統計による平成28年末現在の就業看護師の人数に最も近いのはどれか。
イ.80万人
ロ.110万人
ハ.140万人
ニ.170万人 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「薬剤師」でした。
過去問を考えてみよう(1849) [過去問解析]
1849. 家族からネグレクトを受けている高齢者について、地域包括支援センターに通報があった。
この通報を受けた地域包括支援センターが行う業務はどれか。
1.権利擁護
2.総合相談支援
3.介護予防ケアマネジメント
4.包括的・継続的ケアマネジメント支援
正解(1)
[解説]解答の1~4はいずれも地域包括支援センターの業務ですが、総合相談支援は、健康や生活に関するもので、介護予防ケアマネジメントは、介護予防サービス提供の支援であり、包括的・継続的ケアマネジメントは、医療や介護サービスが切れ目なく行われるよう支援することなので、2,3,4は×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]地域包括支援センターに置かれていないのはどれか。
イ.保健師
ロ.主任ケアマネジャー
ハ.社会福祉士
ニ.薬剤師 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「乳癌」でした。
タグ:看護国家試験 地域包括支援センター
過去問を考えてみよう(1848) [過去問解析]
1848. Aさん(52歳、男性、独身)は、銀行員。切除不能の大腸癌と診断され、外来で抗癌薬の点滴静脈内注射を受けることになった。Aさんは「治療を受けながら仕事を続けたいのですが、どうすれば良いか教えてください」と外来看護師に相談した。
外来看護師が行うAさんへの助言で最も適切なのはどれか。
1.「所属部署の変更を上司に申し出ましょう」
2.「副作用が出てから対応を考えましょう」
3.「会社の健康管理部門に相談しましょう」
4.「有給休暇を使って治療を受けましょう」
正解(3)
[解説]所属部署の変更が必要かどうかはわからないので、1は×。副作用が出てない状況で対策をとるのは必要と思われ、2も×。有給休暇を取りたいとは患者は言っていないので、4も×。正解は3。
次の設問に緒戦してください。
[設問]2019年の国立がん研究センターによる統計予測によると、女性のがん罹患数で最も多いのはどれか。
イ.大腸癌
ロ.乳癌
ハ.胃癌
ニ.肺癌 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「サルコペニア」でした。