過去問を考えてみよう(1862) [過去問解析]
1862. Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症の患者にみられる実行機能障害はどれか。
1.シャツを前後反対に着る。
2.調理の手順がわからなくなる。
3.物音がすると食事を中断する。
4.鏡に映った自分の姿に話しかける。
5.歯ブラシで髪の毛をとかそうとする。
正解(2)
[解説]1は着衣執行で×。3は摂食中断であり×。4は鏡像現象であり×。5は物品の失認であり×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]実行機能の主な神経基盤があるのはどことされているか。
イ.前頭葉
ロ.頭頂葉
ハ.側頭葉
ニ.後頭葉 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「冬の早朝」でした。
過去問を考えてみよう(1861) [過去問解析]
1861. 急性心筋梗塞患者の合併症を早期に発見するための徴候で正しいのはどれか。
1.皮疹の出現
2.頻脈の出現
3.時間尿の増加
4.腹壁静脈の怒張
5.うっ血乳頭の出現
正解(2)
[解説]皮疹は心筋梗塞の徴候とは言えず、時間尿はむしろ減少し、腹壁静脈の怒張は門脈圧亢進の徴候であり、うっ血乳頭は頭蓋内圧亢進の所見であり、1,3,4,5は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]心筋梗塞の起こりやすいのはどれか。
イ.冬の早朝
ロ.春の深夜
ハ.夏の昼間
ニ.秋の夕暮れ時 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「5点」でした。
過去問を考えてみよう(1860) [過去問解析]
1860. Barthel〈バーセル〉インデックスで評価するのはどれか。
1.栄養状態
2.疼痛の強さ
3.褥瘡の深さ
4.日常生活動作
5.呼吸困難の程度
正解(4)
[解説]バーセルインデックスは、障害者や高齢者の日常生活動作における機能的評価を数値化したものなので、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]バーセルインデックスは何点刻みになっているか。
イ.1点
ロ.3点
ハ.5点
ニ.7点 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「チアマゾール」でした。
タグ:看護国家試験 バーセルインデックス
過去問を考えてみよう(1859) [過去問解析]
1859. 抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。
1.頻脈
2.肝障害
3.低血糖
4.不整脈
5.眼球突出
正解(2)
[正解]抗甲状腺薬の副作用としては、薬疹、肝機能障害、無顆粒球症などです。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]抗甲状腺薬はどれか。
イ.アジルサルタン
ロ.グリメピリド
ハ.ランソプラゾール
ニ.チアマゾール 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「α細胞 ----- グルカゴン」でした。
過去問を考えてみよう(1858) [過去問解析]
1858. 臓器と産生されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
1.膵臓 ----- グルカゴン
2.副腎 ----- プロラクチン
3.腎臓 ----- アルドステロン
4.脳下垂体 ----- インクレチン
5.視床下部 ----- テストステロン
正解(1)
[解説]膵臓には外分泌部と内分泌部があり、ランゲルハンス島が内分泌部で、そこから分泌されるホルモンがインスリン、グルカゴンなど、ということになります。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]膵臓のランゲルハンス島の細胞と産生されるものの組合せで正しいのはどれか。
イ.α細胞 ----- グルカゴン
ロ.β細胞 ----- ソマトスタチン
ハ.γ細胞 ----- 膵ポリペプチド
ニ.PP細胞 ----- インスリン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「胸骨」とハの「腸骨」でした。
過去問を考えてみよう(1857) [過去問解析]
1857. 成人で、骨髄が脂肪組織になっているのはどれか。
1.寛骨
2.胸骨
3.大腿骨の骨幹
4.椎骨の椎体
5.肋骨
正解(3)
[解説]胸骨、寛骨、椎骨、肋骨には老年まで赤色骨髄が残っているので、1,2,4,5は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成人で、特に赤色骨髄が多く存在するのはどれか。2つ選べ。
イ.寛骨
ロ.胸骨
ハ.腸骨
ニ.椎骨
ホ.肋骨 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「胃酸」でした。
過去問を考えてみよう(1856) [過去問解析]
1856. 胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素はどれか。
1.アミラーゼ
2.キモトリプシン
3.トリプシン
4.ペプシン
5.リパーゼ
正解(4)
[解説]胃の主細胞は、ペプシノーゲンを分泌し、胃酸によってペプシンへ変化します。主細胞は、その他胃リパーゼとレンニンを分泌していますが、リパーゼは脂質分解酵素。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]胃底腺の壁細胞が分泌するのはどれか。
イ.ペプシノーゲン
ロ.粘液
ハ.胃酸
ニ.レクチン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「Ⅰ」でした。
過去問を考えてみよう(1855) [過去問解析]
1855. 採血の際、血液が凝固するのを防ぐために試験管にクエン酸の結晶を入れておくことがある。
クエン酸によって血液から除かれるのはどれか。
1.トロンビン
2.プラスミン
3.カルシウムイオン
4.ナトリウムイオン
5.フィブリノーゲン
正解(3)
[解説]クエン酸は血液凝固に必要とされるカルシウムイオンをとらえることで、凝固を防ぐことができます。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]フィブリノゲンは第何血液凝固因子か。
イ.Ⅰ
ロ.Ⅴ
ハ.Ⅷ
ニ.Ⅻ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「2030年」でした。
過去問を考えてみよう(1854) [過去問解析]
1854. 国際社会が抱えるヘルスケアを含む課題に対して、すべての国に適用される普遍的(ユニバーサル)な目標で、2015年の国連サミットで採択されたのはどれか。
1.ヘルスフォーオール21(Health For All in the 21st century: HFA21)
2.ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)
3.持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)
4.国連開発目標(International Development Goals: IDGs)
正解(3)
[解説]HFA21は、1998年WHOで提唱されたもので1は×。MDGsは、2000年に国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言と1990年代に主要国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合して、一つの共通の枠組みとしてまとめられたもので、2015年はその目標達成期限とされていました。で、2と4は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]持続可能な開発目標とは、2015年に国連総会で採択されているが、その達成目標期限は次のどれか。
イ.2020年
ロ.2025年
ハ.2030年
ニ.2035年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「配偶者の有無」でした。
過去問を考えてみよう(1853) [過去問解析]
1853. 看護師等の人材確保の促進に関する法律における離職等の届出で適切なのはどれか。
1.届出は義務である。
2.届出先は保健所である。
3.離職を予定する場合に事前に届け出なければならない。
4.免許取得後すぐに就職しない場合は届け出るよう努める。
正解(4)
[解説]届出は努力義務であり、1は×。届出先は都道府県ナースセンターであり、2も×。届出は離職時でよく、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]看護師等の人材確保の促進に関する法律において、離職時に届け出る項目でないのはどれか。
イ.氏名、生年月日および住所
ロ.電話番号、メールアドレスそのほかの連絡先に関わる情報
ハ.保健師籍、助産師籍、看護師籍または准看護師籍の登録番号および登録年月日
ニ.就業に関する状況
ホ.配偶者の有無 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「医療法」でした。