人体の構造と機能 第88回(感覚系) [人体の構造と機能]
《機能と生理》
A)視覚情報の伝達
・眼は、光を視覚情報としてとらえて脳へと送る機能を持っています。
・光は、角膜→水晶体→硝子体→網膜の順に到達します。
・網膜にある感覚器は、視細胞(しさいぼう)です。
・網膜の視細胞は、400~700μmの可視光線を感じることがでます。
・明るいところでは、光感受性の鈍い錐状体優位に、暗い所では光感受性の高い杆状体が優位に働いています。
・感光性の色素であるロドプシンは杆状体の外節の円板膜にあって、不活性型オプシンと11‐シス‐レチナールが結合したものです。
・神経節細胞の神経線維は、視神経乳頭から眼球を出て視神経となります。
[設問] 下記の文で正しいものを一つ選べ。
イ 光は目に入ると、角膜、硝子体、水晶体、網膜の順に到達していく
ロ 明るい所で主に働くのは視細胞の錐状体であり、暗い所では主に杆状体が働く
ハ ロドプシンは活性型オプシンと11‐シス‐レチナールが結合したものである
ニ 双極細胞の線維は視神経乳頭から眼球を出ると視神経になります
正解 (ロ)
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