精神看護(17)(看護援助技法) [精神看護学]
(5)強迫
・ ある行為自体が苦痛に感じられ、ばかげていると思いながらも行わずにはいられない現象を強迫行為といいます。 自分の意思と関係なく浮かんでくる不快な強迫観念や不安を打ち消すための一種の儀式であるといわれています。
・ 強迫行為は、強迫神経症、うつ病、統合失調症、てんかん、器質性疾患などでみられます。
(6)せん妄
・ せん妄は、アルコールなどの薬物や身体疾患、高齢者など脳の全般的な機能低下を背景におこる意識の異常です。中等度の意識障害に錯覚や幻覚が加わり、強い不安や興奮を伴います。
・ 意識レベルが落ちる夜間に出るものを、夜間せん妄といいます。
[設問] ある行為をばかげていると思いながらも、行わずにはおれない現象がみられる疾患は、次のどれか?
イ 心気神経症 ロ 強迫神経症 ハ 不安神経症 ニ パニック障害
正解 (ロ)
[設問] 入院時の高齢者で、覚醒度が低下した時に混乱した行動がみられるのは、次のどれか?
イ パニック障害 ロ てんかんヒステリー ハ せん妄 ニ 一過性全健忘
正解 (ハ)
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