過去問を考えてみよう(187) [過去問解析]
187 Aさんは妊娠37週0日に骨盤位のため予定帝王切開術となった。 術後の経過は母児ともに順調である。 Aさんへの看護として適切なのはどれか。 (2013年午後出題)
1. 手術室で出生児と対面する。
2. 産褥2日に初回歩行をする。
3. 産褥3日に初回授乳をする。
4. 産褥4日以降に弾性ストッキングを履く。
正解 (1)
[解説] 帝王切開後は、当日に新生児と面会、弾性ストッキングは術中から。初回授乳はその日か産褥1日で初回歩行。 つまり、正解は1です。
[補足1] 帝王切開は肺塞栓症のリスク因子の一つであり、肺塞栓症予防のために、弾性ストッキングや加圧ポンプを使ったり、術後にへパリン投与を行ったりします。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 産褥期血栓塞栓症のリスクとされるのは、妊婦の長期臥床、予定帝王切開の他に何があるか。 下記より選べ。
イ 肥満
ロ 貧血
ハ 初産婦
ニ 術後早期離床
正解 (イ)
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