過去問を考えてみよう(247) [過去問解析]
247 閉経前と比べ閉経後に低下するホルモンはどれか。 (2014年午前出題)
1. 卵胞ホルモン
2. 黄体形成ホルモン(LH)
3. 卵胞刺激ホルモン(FSH)
4. 副腎皮質ホルモン(ACTH)
正解 (1)
[解説] 閉経によって低下するのはエストロゲン、FSHやLHは増加します。ACTHは変わらずです。よって正解は1となります。
[補足1] エストロゲンは卵胞から分泌されるホルモンですが、40前後から卵胞の数は急激に減少し始めます。そのころからエストロゲン分泌を刺激するFSHの分泌が増えてきます。また、LHも閉経数年くらいになると増え始めます。そして、閉経が近付くと、急激にエストロゲンの低下がしていき、それに伴ってFSH,LHの急激な上昇が起きることになります。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 閉経に向けて最初に分泌の変動が始まるのはどれか。
イ. エストロゲン
ロ. FSH
ハ. LH
ニ. アンドロゲン
正解 (ロ)
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