過去問を考えてみよう(319) [過去問解析]
319 外国人の女性が38.5℃の発熱のある生後3か月の男児を連れて小児科診療所を受診した。 男児は上気道炎(upper respiratory inflammation) であった。 女性は日本語が十分に話せず、持参した母子健康手帳から、男児はこの女性と日本人男性との間に生まれた子供であることが分かった。 夫は同居していない様子である。 外来看護師は女性に、4か月児健康診査のことを知っているかを尋ねたが、女性は看護師の質問を理解できない様子であった。 男児が4か月児健康診査を受診するために必要な社会資源で優先度が高いのはどれか。 (2014年午前出題)
1. 近所の病院
2. 通訳のボランティア
3. 児童相談所の児童福祉司
4. 地区担当の母子健康推進員
正解 (2)
[解説] 言葉が理解できなければ社会資源の利用も不可能ですね。 まずはそれを解消することが優先されるでしょう。 で、正解は2となります。
[補足1] 母子健康手帳は、母子健康法に基づいて交付されるものです。 また、母子保健法は、母性および乳幼児の健康の保持、増進を図るための法律です。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 母子健康手帳の交付は、次のどの法律に基ずくものか?
イ. 母子保健法
ロ. 健康増進法
ハ. 児童福祉法
ニ. 介護保険法
正解 (イ)
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