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過去問を考えてみよう(1301) [過去問解析]

1301.生後2日、医師の診察で問題がないことが確認され、母児同室を開始した。身体測定を行うため、児を新生児室に移送した。児は四肢を屈曲させた姿勢で、体重計に乗せたとき両手を広げ、そのまま上肢を伸ばし抱きかかえるような動きをした。腹部には境界の不明瞭な紅斑が散在し、腋窩と鼠径部にはクリーム状のものが付着していた。

 児の看護で適切なのはどれか。

1.手足を伸ばして寝かせる。

2.異常な反射があったと医師に報告する。

3.腹部の紅斑が散在している部位を消毒する。

4.腋窩と鼠径部のクリーム状の付着物は洗い落とさない。

                        正解(4)

[解説]無理に手足を伸ばす必要はなく、1は×。この反射はモロー反射で問題はなく、2も×。腹部の紅斑は新生児中毒性紅斑と思われ、これは新生児の皮膚の適応現象であり、特に治療の必要はなく、3も×。正解は4

[補足]腹部のクリーム状の付着物は、胎脂と思われます。胎脂は新生児の皮膚を守るバリア機能がありますので、無理に洗い落とす必要はないとされています。


 次の設問に挑戦してください。

[設問]バビンスキー反射がみられると異常なのはどれか。

イ.生後6か月

ロ.生後1年

ハ.生後3年

二.すべて      正解は次回に!!


  前回の設問の正解は、の「37~41週まで」でした。

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