過去問を考えてみよう(1519) [過去問解析]
1519. 検査の結果、Aさんは労作性狭心症と診断され、硝酸薬、カルシウム拮抗薬および抗血小板薬を内服することになった。その後、外来通院を続け、以前と同様に負荷のかかる作業もできるようになった。内服治療から1か月後、胸部の圧迫感が強くなり、時々左上腕から前腕にかけての放散痛も出現するようになったため、経皮的冠動脈形成術〈PCI〉を受けた。カテーテルは右大腿動脈から挿入されていた。手術中から抗凝固療法を実施している。
手術直後の観察項目として適切なのはどれか。2つ選べ。
1.乏尿の有無
2.皮膚の黄染
3.出血の有無
4.両足背動脈の蝕知
5.穿刺部位の感染徴候
正解(3,4)
[解説]抗凝固療法がなされているのでまずは出血の有無を観察、そして、塞栓症が起きる可能性があるので両側足背動脈の蝕知の有無を観察することが必要でしょう。正解は3と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]抗凝固薬はどれか。
イ.アスピリン
ロ.ワーファリン
ハ.シロスタゾール
二.クロビドグレル 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
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