過去問を考えてみよう(1524) [過去問解析]
次の文を読み1524~1526の問いに答えよ。
Aさん(75歳、女性)。1人暮らし。脳梗塞の後遺症で左不全片麻痺があり、要介護1の認定を受けている。最近、夜間に中途覚醒することが多い。昨夜、トイレに行く際に転倒し、右手をついた。転倒後から右上肢の痛みがあり、翌朝になっても痛みが強かったため受診した。エックス線写真の結果から、右の上腕骨近位部骨折と診断され、入院した。
1524. Aさんの骨折に対して保存療法が行われることとなった。骨折の固定法を図に示す。
Aさんの骨折部の固定として適切なのはどれか。
正解(3)
[解説]1は前腕や手首の骨折の固定で×。2は肘の骨折の場合の固定で×。4は鎖骨骨折の場合の固定で×。右上腕の運動を制限する必要があり、手の運動は制限の必要がないことを考慮すれば……正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]上腕骨近位部骨折が多いのは次のどの群か。
イ.小児
ロ.20歳代女性
ハ.50歳代男性
ニ.高齢女性 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「あめ玉をなめる」でした。
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