過去問を考えてみよう(2229) [過去問解析]
2229. 乳幼児身体発育調査による、身体発育曲線のパーセンタイル値で正しいのはどれか。
1.3パーセンタイル未満の児は、要精密検査となる。
2.50パーセンタイルは同年齢同性の児の平均値を示す。
3.10パーセンタイルは同年齢同性の児の平均より10%小さいことを示す。
4.75パーセンタイル以上90パーセンタイル未満の児は、要経過観察となる。
正解(1)
[解説]50パーセンタイル値は中央値とも呼ばれ、2は×。10パーセンタイルは、全体を100人とすると、小さい方から数えて10番目ということで、3も×。要経過観察は10パーセンタイル未満と90パーセンタイル以上なので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]平成22年度の厚生労働省の乳幼児の身体発育調査によると、新生児の女児の平均身長は48.3cmであるが、男児の平均身長はどれか。
イ.48.7cm
ロ.49.7cm
ハ.50.7cm
ニ.51.7cm 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、一応、ハの「37週」としました。37週未満は、早産にあたる在胎週数ですね。ただし、未熟児とは正式な医学用語ではありません。医学用語としては、低出生体重児がありますが、これは出生時の体重が2500g未満である場合。また、未熟児養育医療では、出生時2000g以下、あるいは、2000g超でも特に生活力が弱い場合が対象となります。