過去問を考えてみよう(2222) [過去問解析]
2222. 高齢者の自立度を手段的日常生活動作〈IADL〉尺度を用いて評価した。
この尺度にある項目はどれか。
1.コミュニケーション
2.自分の服薬管理
3.トイレ動作
4.階段昇降
正解(2)
[解説]IADLの項目としては、買い物、食事の準備、選択などの家事、交通機関の利用、電話の使い方、スケジュール調整、服薬管理、金銭管理、趣味などが含まれます。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]IADLでの評価で、女性の場合、満点はどれか。
イ.10点
ロ.9点
ハ.8点
ニ.7点 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「線維軟骨」でした。
過去問を考えてみよう(2221) [過去問解析]
2221. 膝関節鏡検査の説明として適切なのはどれか。
1.「外来の処置室で行います」
2.「関節内に空気を入れます」
3.「検査後1日は入浴できません」
4.「検査後に下肢の麻痺が起こることはありません」
正解(3)
[解説]関節鏡検査は手術室で行われるので、1は×。関節内に入れるのは、空気ではなく生理食塩水であり、2も×。検査は腰椎麻酔や全身麻酔で行われるので、麻痺の可能性はあると思われ、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]膝関節にある半月板は、どれか。
イ.硝子軟骨
ロ.線維軟骨
ハ.弾性軟骨
ニ.いずれでもない。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「薬剤」でした。
過去問を考えてみよう(2220) [過去問解析]
2220. Aさん(64歳、男性)は、肺炎のため抗菌薬の投与目的で入院となった。治療開始後3日に全身の皮膚、眼瞼結膜および口腔粘膜に紅斑と水泡が出現した。バイタルサインは、体温38.5℃、呼吸数24/分、脈拍80/分、血圧124/80mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96%(room air)であった。
Aさんに出現している症状から考えられる病態はどれか。
1.後天性表皮水泡症
2.Sjögren〈シェーグレン〉症候群
3.全身性エリテマトーデス
4.Steves-Johnson〈スティーブンス・ジョンソン〉症候群
正解(4)
[解説]高熱を伴って、口唇、口腔、眼などを含む全身に紅斑、びらん、水泡が多発する疾患と言えば、スティーブンス・ジョンソン症候群で、表皮の壊死性障害をきたす疾患です。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]スティーブンス・ジョンソン症候群の原因として最も多いのはどれか。
イ.マイコプラズマ感染
ロ.ウイルス感染
ハ.薬剤
ニ.真菌感染 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「副腎腺腫」でした。
過去問を考えてみよう(2219) [過去問解析]
2219. Cushing〈クッシング〉症候群の成人女性患者にみられるのはどれか。
1.貧血
2.月経異常
3.体重減少
4.肝機能低下
正解(2)
[解説]クッシング症候群では副腎皮質ホルモンが高値となりますから、貧血、体重減少は起こり得ず、肝機能低下も直接起こることはなく、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]クッシング症候群の原因として最も多いのはどれか。
イ.副腎腺腫
ロ.小細胞癌
ハ.下垂体腺腫
ニ.胸腺腫 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「低アンモニア血症」でした。
過去問を考えてみよう(2218) [過去問解析]
2218. Aさん(50歳、男性)は肝硬変と診断され、腹水貯留と黄疸がみられる。
Aさんに指導する食事内容で適切なのはどれか。
1.塩分の少ない食事
2.脂肪分の多い食事
3.蛋白質の多い食事
4.食物繊維の少ない食事
正解(1)
[解説]腹水がある場合、塩分が制限されます。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]肝硬変の症状・所見でないのはどれか。
イ.黄疸
ロ.クモ状血管腫
ハ.食道静脈瘤
ニ.低アンモニア血症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「10~30代のやせ型の男性」でした。
過去問を考えてみよう(2217) [過去問解析]
2217.Aさん(24歳、男性)は、突然出現した胸痛と呼吸困難があり、外来を受診した。意識は清明。身長180cm、体重51kg、胸郭は扁平である。20歳から40本/日の喫煙をしている。バイタルサインは、体温36.2℃、呼吸数20/分(浅い)、脈拍84/分、血圧122/64mmHgである。
胸部エックス線写真を別に示す。
Aさんの所見から考えられるのはどれか。
1.抗菌薬の投与が必要である。
2.胸腔ドエナージは禁忌である。
3.右肺野の呼吸音は減弱している。
4.胸腔内は腫瘍で占められている。
正解(3)
[解説]右上肺野に肺紋理がみられず、気胸と思われます。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]自然気胸が好発するのはどれか。
イ.70~80代のやせ型の男性
ロ.70~80代の肥満女性
ハ.10~30代のやせ型の男性
ニ.10~30代の肥満女性 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「モルヒネ」でした。
過去問を考えてみよう(2216) [過去問解析]
2216. Aさん(63歳、男性)は、右肺癌で化学療法を受けていたが、右腕を動かしたときに上腕から肩にかけて痛みが生じるようになった。検査を行ったところ骨転移が認められ、疼痛の原因と判断された。WHO3段階除痛ラダーに基づいてがん疼痛のコントロールを開始することになった。
この時点でAさんに使用する鎮痛薬で適切なのはどれか。
1.非オピオイド鎮痛薬
2.弱オピオイド鎮痛薬
3.強オピオイド鎮痛薬
4.鎮痛補助薬
正解(1)
[解説]第一段階では、非オピオイド鎮痛薬を使用するので、正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]強オピオイド鎮痛薬はどれか。
イ.アセトアミノフェン
ロ.インドメタシン
ハ.コデイン
ニ.モルヒネ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「ニ類感染症」でした。
過去問を考えてみよう(2215) [過去問解析]
2215. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、重症急性呼吸器症候群〈SARS〉の分類はどれか。
1.一類感染症
2.二類感染症
3.三類感染症
4.四類感染症
正解(2)
[解説]重症急性呼吸器症候群は二類感染症に分類されています。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]COVID-19は、感染症法において、どれに分類されるか。
イ.一類感染症
ロ.ニ類感染症
ハ.三類感染症
ニ.四類感染症
ホ.五類感染症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「尿検査」でした。
過去問を考えてみよう(2214) [過去問解析]
2214. 生体検査はどれか。
1.喀痰検査
2.脳波検査
3.便潜血検査
4.血液培養検査
正解(2)
[解説]患者や受診者を直接検査するのが、生体検査なので、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]生体検査でないのはどれか。
イ.肺機能検査
ロ.超音波検査
ハ.心電図
ニ.サーモグラフィ
ホ.尿検査 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「45~90度」でした。
過去問を考えてみよう(2213) [過去問解析]
2213.成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。
1.10~20度
2.30~40度
3.50~60度
4.70~80度
正解(1)
[解説]静脈留置針の刺入角度は15~20度が適切とされています。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]筋肉内注射の場合、注射針の刺入角度で適切なのはどれか。
イ.5~10度
ロ.15~20度
ハ.25~30度
ニ.35~40度
ホ.45~90度 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「健側から脱ぎ、患側から着る。」でした。