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過去問を考えてみよう(2625) [過去問解析]

2625. Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症と診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVFでST低下がみられた。

 その後、Aさんは経皮的冠動脈形成術〈PCI〉を受けた。帰室時のバイタルサインは、体温36.2℃、呼吸数20/分、脈拍58/分、整、血圧80/40mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉95%(酸素1L/分)。顔面は蒼白、冷汗を認めた。意識は清明である。

 このとき看護師が最初に行うことはどれか。

1.側臥位にする。

2.除細動器の準備を行う。

3.穿刺部の出血の有無を確認する。

4.鎮痛薬の処方を医師に相談する。

                    正解(

[解説]顔面蒼白、冷汗から出血が起きている可能性が高いので、正解は3



 次の設問に挑戦してください。

[設問]一般に、経皮的冠動脈形成術でカテーテルを挿入するのは、どの血管からのことが多いか。

イ.橈骨動脈

ロ.上腕動脈

ハ.鎖骨化動脈

ニ.大腿動脈           正解は次回に!!

 前回の設問の正解は、の「H-FABP(心臓型脂肪酸結合蛋白)」でした。

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過去問を考えてみよう(2624) [過去問解析]

2624.Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症と診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVFでST低下がみられた。

 救急外来到着時にAさんの状態をアセスメントするために優先度が高い血液検査項目はどれか。

1.トロポニンT

2.乳酸脱水素酵素

3.血清クレアチニン

4.アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ

                     正解(

[解説]心筋梗塞急性期が疑われるので、血液検査で優先度が高いのはトロポニンT、CPK-MBなので、正解は1


 次の設問に挑戦してください。

[設問]心筋梗塞の血液検査項目で、発症後、最も早期に上昇するのはどれか。

イ.CK-MB

ロ.H-FABP(心臓型脂肪酸結合蛋白)

ハ.心筋トロポニンT

ニ.心筋ミオシン軽鎖Ⅰ      正解は次回に!!


 前回の設問の正解は、の「18より大」でした。

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