過去問を考えてみよう(2867) [過去問解析]
2867. A君の造血幹細胞移植は無事に終了したが、終了後6か月で2度目の再発をし、化学療法が行われたが寛解しなかった。医師から両親にA君は終末期にあること、余命2か月程度であることが伝えられた。両親は「2度目の再発と聞いて覚悟していた。延命するための治療はしなくてよいと考えています。在宅療養に切り替えてAと家で過ごしたいが、できることと、できないことを教えてほしいです」と話した。
両親への看護師の返答で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.「遊園地には行けません」
2.「幼稚園に登園できます」
3.「食べ物の制限はありません」
4.「痛みが出た場合、自宅では痛みを和らげる治療はできません」
5.「感染対策のため、お兄ちゃんとの接触をできるだけ制限してください」
正解(2,3)
[解説]状態によっては遊園地に行くことも可能で、1は×。痛みへの在宅治療は可能であり、4も×。家族との接触を制限する必要はなく、5も×。正解は2と3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小児白血病で最も多いのはどれか。
イ.急性骨髄性白血病
ロ.急性リンパ性白血病
ハ.慢性骨髄性白血病
ニ.慢性リンパ性白血病 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「児童福祉法」でした。