過去問を考えてみよう (86) [過去問解析]
86 疾病とその特徴的な所見の組み合わせで正しいのはどれか。 (2013年出題)
1. 急性虫垂炎 ---- 血便
2. ネフローゼ症候群 ---- 高血圧
3. 重症筋無力症 ---- けいれん
4. クループ症候群 ---- 吸気性喘鳴
5. Cushing(クッシング)症候群 ---- 頸部リンパ節腫脹
正解 (4)
[解説] 血便は大腸の疾患で見られるもので1は×、ネフローゼ症候群では浮腫、蛋白尿、腹水や胸水などが特徴で2も×、重症筋無力症では易疲労性が特徴でけいれんではなく3も×、クッシング症候群では、中心性肥満や満月様顔貌、高血圧などが特徴で5も×。 ですから、正解は4ですね。
[補足1] クループ症候群とは、声帯など喉頭に炎症があった腫脹がおき、犬の遠吠え様の咳が特徴です。 また、吸気時に喘鳴が聞かれるのも特徴で、喘息で呼気時に喘鳴がみられるのと対照的です。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 吸気時に喘鳴がみられる疾患はどれか。
イ 気管支喘息
ロ 慢性気管支炎
ハ クループ症候群
ニ 肺気腫
正解 (ハ)
[設問] クループ症候群はどの世代に多いか。
イ 幼児期
ロ 思春期
ハ 30歳代
ニ 70歳以降
正解 (イ)
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