過去問を考えてみよう (148) [過去問解析]
148 低値によって脂質異常症と診断される検査項目はどれか。 (2013年午後出題)
1. トリグリセリド
2. 総コレステロール
3. 低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)
4. 高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)
正解 (4)
[解説] HDL-Cは、「善玉」コレステロール」とも呼ばれます。 で、善玉が減るのはよくないことなので、正解は4となります。
[補足1] HDL-Cは、「善玉コレステロール」と呼ばれ、身体の組織から肝臓に戻されるコレステロールです。 一方、LDL-Cは「悪玉コレステロール」と呼ばれますが、これは肝臓などでつくられて身体の組織に運ばれているもので、身体の組織で利用されるものです。 コレステロールは元々細胞膜の構成成分、ないと困るものです。 特に、成長期にある子供等は、少なくなると、成長・発達に支障をきたします。 お忘れなきよう!
では、次の設問に答えてください。
[設問] その異常値が、メタボリック症候群の診断基準に含まれるものはどれか。 二つ選べ。
イ 中性脂肪
ロ 総コレステロール
ハ LDL-C
ニ HDL-C
ホ 尿酸
正解 (イ、ニ)
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