過去問を考えてみよう(423) [過去問解析]
423. A君(15歳、男子)は、病院に併設された院内学級に通いながら骨肉腫(osteosarcoma)に対する治療を続けていた。 現在、肺に転移しており終末期にある。 呼吸困難があり、鼻腔カニューラで酸を(2l/分)を投与中である。A君の食事の摂取量は徐々に減っているが、意識は清明である。 1週間後に院内で卒業式がよていされている。 A君は「卒業式は出席したい」と話している。 看護師のA君への対応として最も適切なのはどれか。 (2014年午後出題)
1. 今の状態では出席は難しいと話す。
2. 出席できるように準備しようと話す。
3. 出席を決める前に体力をつけようと話す。
4. 卒業式の前日に出席するかどうか決めようと話す。
正解 (2)
[解説] 本人の意向が卒業式への出席であれば、それに添うようっできるだけ努力すべきと思われる。 1は当然×。 3はできそうにないことの提案で×。4は決断を先伸ばしにするその場しのぎの提案で×。 正解は2。
[補足] 小児癌で特に多いのは白血病、脳腫瘍、リンパ腫などで、骨肉腫も大半は20歳未満で起きると言われています。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 小児癌で最も多いのはどれか。
イ. 白血病
ロ. リンパ腫
ハ. 脳腫瘍
ニ. 骨肉腫
正解 (イ)
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